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5月17日

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安倍晋三の政治のひどさと、それを支持したがる国民の心情の劣化について明瞭な文章化ができないまま、

あたりさわりのない文章で絵日記を更新していますが、「週刊金曜日」の4月の増刊号「さらば独裁者」

私が言いたかったことを経済や哲学など各分野の専門家が的確な言葉で書いてくれており、久しぶりに“報道”と呼べる文章と感じました。

 

言葉をいくつか抜き出してみると

「民主主義より金が大事な日本人」 「今の政府はしだいにワンマン経営者が仕切る会社に似てきました。イエスマンしか出世できない。」

「有権者の多くは、経済成長しなければ日本は滅びる、という物語を刷りこまれているせいで、国民国家の株式会社化に対しては好意的です。」

「政府が成長できないなら、死ぬほうがましだ、という愚劣で壊滅的な選択肢を採択しないようにするための装置として、民主主義があり、

立憲主義があり、平和主義があるのです。それを守らなければなりません。」

 

「日銀は政府の御用銀行に」 「「中央銀行が、日本の財政が破綻していることを隠ぺいするための装置になってしまっている。」

「けっきょく彼らが追及しているのは富国強兵です。貧困問題を何とかしようとか、デフレを解消する方向へ進もうとかいうことを

真剣に考えているのではないでしょう。富国強兵に役立つであろう人々に恩恵が及べばそれでいい、という感じです。」

「強き者たちが強き者たちのためだけに強くなる構造をつくろうとしていて、下々の者はおこぼれにあずかるのを待っておけと言わんばかりですから」

 

他力本願ではいけないと思っていますが、こうした言論が生きているうちは、この国にもまだ希望があるのかもしれません。